2008-10-05(Sun)
発売日2008年10月15日/ 江国香織 / 左岸
辻仁成と組んで生まれた大ベストセラー小説「冷静と情熱のあいだ」から9年。直木賞、山本周五郎賞受賞を経て、ますます研ぎ澄まされた「ままならぬ愛」の世界を精妙な筆致で描く。「ダメな男とダメな女の物語を書きたかった」(辻氏談)という言葉のとおり、感性のままに行動し恋をして、それゆえ哀しい思いもする主人公の茉莉。困難に直面した時の茉莉の繊細な心の動きと芯の強さは味わいのある「大人の幸福感」を教えてくれる。
仲の良い父と母、聡明な兄・惣一郎、隣家の幼なじみ・九に囲まれ、幼い日々を幸福に過ごした茉莉。しかし惣一郎の自殺を機に一家は崩壊。母はイギリスへ留学、父は殻に閉じこもり、茉莉は「不良」と呼ばれるように。17歳で駆け落ちして東京へ。破局後、福岡に戻り九から求愛される。受け入れるも誤解が生じて九は失踪。その後、始と結婚して娘・さきを授かるが、始の交通事故死で結婚生活は幕を閉じる。傷心の茉莉に転機をもたらしたのは画家の青山志津夫。モデルとしてパリへ誘われ、彼が紹介した東京のバーで働くようになる。店長の達哉と同棲、けれど娘とギクシャクし始めたため解消。老父が心配で福岡に帰ってバーを開く。さきがフランス留学中、交際する智幸に求婚されるが結婚に踏み込めない。やがて訪れる別れ、父とも死別し一人になった茉莉。その隣に同じく一人になった九が帰ってくる。男女の仲を超えて再びつながる絆に二人は驚きつつも感謝する
本体価格 1,700円 (税込 1,785 円) 送料別
↓発売日2008年10月15日/ 江国香織 / 右岸↓
1960年10月、父・匠と母・七の間に生まれた九は、隣に越してきた同い年の女の子・茉莉に恋心を抱く。茉莉には、2歳年上の大人びた利発さを持つ兄・惣一郎がいた。惣一郎は九を可愛がり、三人は兄弟のように仲良く暮らす。ところが、71年10月、惣一郎が謎の自殺をとげる。小学校で首を吊った惣一郎を発見したのは九だった。惣一郎は夢の中で九に、「すぐ復活するつもりだった」と告げる。惣一郎の死は、九と茉莉の人生に微妙な影を差す。茉莉への想いをうまく伝えらぬ九は、ある事件をきっかけに沖縄に旅立つ。そこで出会った巫女「黄色いオババ」に、九は、神の使いとして「真理をつかむために旅に出よ」と告げられる。九はおそろしいほどの超能力を操る力を持っていた。オババの言葉に従いアジアを放浪し、パリへと入った九。そこで運命的な女性に出会うが、同時にふたたび茉莉の人生との接点が生まれる。そして大きな悲劇に見舞われて……
本体価格 1,700円 (税込 1,785 円) 送料別





















