2007-03-31(Sat)
発売日: 2007年04月27日/ 手紙 プレミアム版
川崎のリサイクル工場へ向かう送迎バス。最後部座席に、野球帽を目深に被った青年の姿がある。武島直貴(山田孝之)、20歳。陽気なバスの運転手にも、毎朝噂話に興じるパートタイムのおばさん連中にも、やたらと直貴に話しかけてくる食堂の配膳係・由美子(沢尻エリカ)にもまるで打ち解けない暗い目をしたこの青年には、人目を避けねばならない理由があった。兄・剛志(玉山鉄二)が、直貴を大学にやるための学費欲しさに盗みに入った邸宅で、誤って人を殺してしまい、千葉の刑務所に服役中なのだ。
直貴が心を開くのは、全てを知っている子供の頃からの親友・寺尾祐輔(尾上寛之)だけ。二人は中二の頃から「テラタケ」というお笑いコンビを組み、地元の小さなライブスペースを中心に、細々と特にあてもない活動を続けていた。「プロを目指そうぜ」と口では語り合いながら、兄の事件が周知のものとなる度に転職と引越しを余儀なくされてきた直貴には、それは最初から諦めてしまっている夢物語だった。
直貴のもとには、毎月手紙が届く。宛名面に淡いピンクの桜の印が押されている。?刑務所の検閲印。手紙は、無期懲役を宣告された剛志にとっては、自分と塀の外とを繋ぐ唯一の絆であり、生きがいそのものである。そして兄が罪を犯したのは結局は自分のせいなのだと自責する直貴にとっても、手紙はひとつの贖罪であり、少しでも兄の心が慰められればと、自らの日常を丹念に綴った返事を書き送っていた。
通常価格 6,090円 (税込) のところ、
特別価格 4,292円 (税込 4,506 円) 送料別
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